高产花生新品种:良質米づくりの基本--今月の農業

来源:百度文库 编辑:中财网 时间:2024/04/28 07:43:23
良質米づくりの基本
「中干し」を必ず実施しましょう


消費者に安全安心でおいしいお米を供給するためには、これからの肥培管理が最も重要です。基本技術を励行して、丈夫で健全な稲づくりに努めましょう!

中干し

 粒ぞろいの良い、よく充実した米をつくるには、太い丈夫な茎を育てることが基本です。中干しを早めにうまく行うと、弱小な茎の発生防止と太い茎を丈夫に育てる効果があります。また、圃場の土を硬くして、収穫の作業をしやすくするなど、稲の一生でもっとも大切な作業です。
 中干しの時期、程度?期間は土壌条件により異なりますが、通常は1株15本前後(疎植栽培では20本前後)の茎数になったら、始めましょう。
  • 砂地の場合には、軽くヒビが入る程度とし、田面が白くなるようであれば時々浅水を入れて間断かんがいを行う程度にします。
  • 粘質田の場合には土の表面が硬くなるくらいまで干します。いずれの場合も、中干し前に溝切りを行うと中干し後の水管理がしやすくなります。ぜひ、実行しましょう。なお、中干し前の強制落水はやめましょう。
  1. 田植~活着期
    稲が活着するまでは、寒さや風から稲を守るため、やや深水(水深約5㎝で稲が水没しない程度)の潅水状態とします。除草剤散布後7日間は止水管理します。その後も除草剤、肥料の効果を維持するため、かけ流しはやめましょう。
  2. 分げつ期
    やや浅水(水深3㎝程度)とし、田面を露出させないようにします。降霜の恐れがある場合は深水にします。追肥は浅水で施用し、少なくとも5日間は田面水を流出させないようにしましょう。
    未熟有機物の分解等により、還元障害(圃場に足を踏み入れるガスが発生する、下葉が黄色くなる、分げつが遅い等)が見られる場合は、軽く干します(自然減水)。
  3. 中干し
    茎数が目標歩数の8割になったら、小ヒビが入る程度に中干しを行います。(7~10日間)。中干しの期間?程度は土壌条件、気象条件を考慮し、強制落水は行わず、自然減水とします。
    近年、分げつ期の高温により茎数の増加が早い場合があるので、中干しが遅れないように注意します。
    強い中干しは根を傷めることになるので気を付けます。また、中干し後の水管理で潅水?排水を迅速、確実にするため、中干しに入る前には溝切りを行います。中干し後の水管理は間断かんがいを行います。
    中干しの目安
    目標穂数を380~400本/㎡として
    70株/坪地→1株当たり茎数:14~15本
    60株/坪地→1株当たり茎数:17~18本
    50株/坪地→1株当たり茎数:20~21本
  4. 出穂前後各3週間
    常時かん堪水を維持します。出穂前3週間は、稲体の水分蒸発量が最大となる穂ばらみ期から出穂期にあたり、出穂後3週間は、近年の高温化する登熟期にあって胴割粒や白未熟粒の発生に影響を与えます。この時期を常時堪水することで品質の低下を防止できます。
    また、台風の接近が予想される場合は、強風により急激に水分が奪われる心配があるので、できるだけ深水で管理します。
  5. 落水期
    出穂後3週間が過ぎると間断かんがいを行い、落水はしません。落水の目安は収穫の5日前頃ですが、収穫作業に支障がない限り遅らせた方がいいです。落水後も田面が白く乾くようであれば走り水程度の潅水行います。
    早期落水は白未熟粒や茶米等の発生を助長し、品質を低下させるだけでなく、米の粒厚肥大を阻害するため、収穫も低下します。

追 肥

 追肥の目的は、最高分げつ期から幼穂形成期の稲体の栄養条件を良くすることです。しかし、追肥が多すぎると分げつを必要以上に増加させたり、伏条の原因になったり、病害虫に弱い稲になったりします。品質や土壌条件、元肥の種類や施用方法にあわせて、幼穂形成期までの栄養状態を良好に保ちましょう。


病害虫防除

 早期発見?早期防除が原則ですが、農薬を使用する場合には、農薬のラベルに記載された使用方法を厳守するとともに、環境こだわり栽培などでは、農薬の成分数、使用回数に注意してください。

  • 葉いもち
     補植用予備稲(置き苗)があぜぎわに残っている場合にはすぐに処分してください。日当たり、風すきの悪い場所をよく観察し、発生の兆候をみたら防除基準に従って早めに防除します。
    ※滋賀県病害虫防除のホームページでは水稲いもち病発生予測(ブラスタム)というシステムにより葉いもちが感染しやすい時期の情報を提供しています。
  • ばか稲
     周囲の株より際立って背が高くなり、葉身が黄色く横に開いた株を見つけたときには抜き取りましょう水稲の採種圃の近くでは必ず抜き取ってください。
  • ニカイメガ
     6月中旬に稲の株もとの葉鞘に幼虫が寄生し、黄色く変色した株が10%以上あれば防除基準に従って防除が必要です。湖辺?平坦地域で多発傾向です。
  • 雑草防除
     畦畔や農道?水路の法面などの雑草を早めに刈り取り、カメムシなどの繁殖地にならないようにしましょう。